2013年4月23日火曜日

そのひゃくにじゅう

少し時間が経ってしまいましたが、日曜日のことを。沢山のことがありました。

お昼過ぎ、香川県在住の島津田四郎さんという方が高瀬川フォークジャンボリーという催しに出演するというので、木屋町の高瀬川沿いの元立誠小学校へひとり出かけました。

島津さんは、高松に住んでいるお友達が曽我部恵一さんのライブを観た時に共演で観たそうで、凄く良くてCDを買ってわざわざワシに送ってくれたのです。

CDを聴いたら本当に良くて、なんだか楽しくて、そのCDは曽我部恵一さんの実家で録音されたもので、なんの飾り気もない凄く素直な音楽と独特の歌詞で一発で虜になりました。
CDには「うどんサイケ」と曽我部さんのことばも添えられています。

CDを頂いてからは随分と時は経っていましたが、ライブを観る機会はなく、ただただCDを聴いてました。

そんな折、そのお友達が京都で島津さんがライブするよとメールをくれて、ちょうど都合の良い日もあったので行こうと思いました。

さて、ワシは松本敏将さんの時にもそうだったのですが、本当に好きなミュージシャンとはやっぱり何か一緒にやれたらなあと考えるようになったのです。
そこで念の為に自分の連絡先を書いたカードと、あいにく個人CDの在庫が今は無いので在庫が潤沢なザ・ソロシップスのCDと「一緒に何かやりたい」というお手紙と、「うーむこれだけでは…」と、動物の折り紙をふたつ折って袋に入れて持って行き、ライブを観て本当に一緒にやりたいと思うような人だったら勇気を出して声をかけてこれを渡そうと思いました。

、、、動物の折り紙、、、ワシはそういう人だと言っておけば良かったと後悔してます…。きっと困惑されたと思います…。

開始に少しだけ遅れましたが、良い場所でライブを観れました。想像通りの良いライブと、少し寒い春風に乗った凄く響きの良いギターの音と島津さんの歌声が気持ち良かったです。

というわけで終わった後に声をかけ、随分と怪しい格好をしていたせいで少し怪しまれながらもきちんとお話もでき、今後少しずつこのお話は進んでいくことになります。

この映像がすごく好きです。フェリーがぬぼーって。波ざぱーんて。でっかい画面で観てくださいね。


その後は特急に乗って梅田へ。ちょっと久しぶりに行った梅田にOPAとかH&Mとか出来ててびっくりしたけど、まあ両方とも行くことはないです。

目的地はMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店。そこで「こどもプレス5周年記念フェア こどもプレス×筒井大介 おもしろい絵本作ってます」というフェアの関連で、去年こどもプレスから「オオカミがとぶひ」という絵本を出版され、日本絵本賞大賞を受賞されたミロコマチコさんが一日店長になるというので、その様子を見に行きました。筒井さんもお友達なので。

ワシが行った時間はちょうど休憩時間に入られたようで、撮影の係の方が教えて下さったので、しばらくフェアを眺めていました。

筒井さんとの出会いは東京ででしたが、お互い同じような時に京都で暮らすことになり、去年の夏はおっさん二人して鴨川へ網持って魚採って観察したりして遊んだりしました。凄く穏やかで、でもパンキッシュな格好をした素敵な人です。

フェアの書棚にこどもプレスから絵本を出版された方から筒井さんへ向けたメッセージが絵本と共に飾られていました。荒井良二さんスズキコージさん、数々の方々。
ひとつひとつ読んでいくとなんだかじんわりしました。「編集」という仕事がどういうものなのかワシには詳しくは分からないけれど、仕事というものはやはり人と人の繋がりの縁で成り立ち、その縁が強ければ強い程に良いものになるのかなと思います。

休憩中とのことなので、しばらくワシも馴染みのKALDIへ行きコーヒーを飲み、何かのジャムをクラッカーとああだこうだしたり、ガーリックのなんだかをクラッカーとああやってこうやってしたり、黒糖のよく分からないけどKALDIへ行ったらたまに食べるあれを食べたりして過ごし、雑貨屋へ行き、欲しかったリサ・ラーソンさんの猫のキーホルダーを見つけ、来月買うんだとお店の名前をメモしたりしたくせに値段が書いてなくて果たしてこれはメモしても良いものかどうかとしばし考えたりして過ごした後、また書店へ行きました。

書店ではミロコマチコさんがライブペイントをしていて、それはほんの短い時間だったのだけれど、その短い時間で見事な躍動感のガゼル(すんまへん、わからん)を描きました。
写真を撮っても良いとの事だったので、ミロコさんと共に絵の写真を撮らせて頂きました。それは秘密の写真です。

京都のnowakiさんのオリジナル手ぬぐいをミロコマチコさんが絵を描いていて、それにもらったサインは宝物です。

絵を描く人と空間を共にすると、いつも「凄いなあ」の感覚が強いです。音楽のそれとは全く違うもの。きっとワシがちっとも絵を描けないからなのでしょうけれど。


ふう。


5周年の後は、お世話になっている中之島のセレクトショップ struct の2周年記念パーティーへ向かいました。

前日、「手ぶらで行くのも…」と考え、また島津さんの時のように手作りで用意しようとして、朝から翌朝まで延々と作業したのに結局中途半端に終わってしまい、何でもかんでも手作りでは駄目ということと、土壇場で用意しようとしないということを今決めました。今です。

お店へ行くと無茶苦茶たくさんの人がいました。この前のミニ四駆大会よりも更に更に大勢の人、人、人、人、人、あ、石川武志。石川さんがワシを見つけてくれました。

店主の本屋敷さんからは2周年のノベルティの「APSU × struct」特製の巾着を頂きました。5,000円以上お買い上げの方へ先着とのことなのでどうぞお早めに。かっこいい。新しいショップカードもかっこいい。



APSUさんの動物のステッカーとかミニ四駆大会の時に実はずっと見てました。すごく好みです。

パーティーはフリードリンク、フリーフードという大盤振る舞いで、とりあえずなんでもいいので入れて下さいと頼んだら焼酎をコップに波々と入れて下さいました…。食べ物やワインも頂いて、しばらくふうと考えて、割と遅くまで居て本屋敷さんの別の顔であるDJ Yagraのプレイで踊ったりして遊ぼうって考えていたけど、ちょっとkat-changと会って話がしたかったので連絡すると、案外早い時間に会えるとのことだったので一足お先にお邪魔しました。

Facebookから素敵画像頂戴致しました。


ともかく、struct様、スタッフ一同様、2周年おめでとうございます。今後も3周年、5周年、ずっとずっと周年、今のまま、今以上に素敵なお店を作り続けて下さい。ワシもストアに置いてもらう価値ある品を作れるように精進致します。皆様、ありがとうございました。


で、kat-changと、いつも通り呑んだ。





わけではなかったのです。この日は。


ちなみに、終電を逃したことに改札に入ってから気づいて、それも何秒とか入ってから何分とかすごく細かい時間で逃し、まあどうにかなるかと、高槻市駅行きの電車へ乗り、高槻市で降り、京都まで歩いてワシは帰ってきたのでした。

二度と歩かん。