2019年10月22日火曜日

そのさんびゃくろくじゅうご


松本敏将 弾き語り『後の月』
EL NAGUE、JK富田、両会場にお越し頂いた皆様、ありがとうございました。

と、その前に…。

先週の火曜日の夜から、ほっぺたが腫れて入院してました…。
その前の週の土曜日の深夜から急に腫れてきて、日曜日はなんとか我慢しましたが、眠れないほどほっぺたが痛かったので、月曜日に休日診療の病院へ行きました。祝日だったので。

腫れが始まった二日前に歯医者で虫歯の治療をし、そっち側のほっぺたが腫れたので、歯医者の診察を受けることにしました。
しばらく診て頂きましたが、すぐに大きな病院へ行くように言われ、その場で紹介状を書いて下さったので、その足で指定の病院へ向かいました。

大きな病院で沢山の検査を受けました。レントゲン、CTスキャン、血液検査、問診、3時間以上かかりましたが、結局は歯が原因ではないと。

そうしたら皮膚科の先生が来られ、膿が溜まっていると言われました。歯科の先生たちは「すぐに切開した方が良いんじゃないですか?」と言ってましたが、皮膚科の先生は「薬だけで大丈夫でしょう」と。

薬を飲むように言われ、翌日に最寄りの皮膚科を受診して下さいと言われ、その日は薬を飲んで翌日に最寄りの皮膚科へ行きました。

そうしたら、そちらの皮膚科で「大きな病院で血液検査を受けたなら、そちらの病院へ行って下さい」と、まさかの病院たらい回し。

その時点でもう夕方だったので、また翌日に大きな病院へ行こうと思いましたが、夜になって痛みの限界がきて、身体が動かなくなったので、救急車を自分で呼びました。

救急を呼ぶのは迂闊には出来ないので、悩みましたが、そうも言ってられず。でも救急の番号が分からなくて検索したという馬鹿なワシ…。

救急に電話し、症状を話している間に救急車を派遣するというスピーディーな仕事。すぐにサイレンが聞こえ、救急車に乗り込みました。

救急車の中で具合を話しましたが、本来なら痛み止めを飲んで翌日に自分で病院へ行って欲しいと言われましたが、ワシの様子をよく見ていてくださった救急隊員の方は、先に行っていた大きな病院へ受け入れの要請を出して下さり、要請が通るとすぐに救急車を走らせてくれました。本当に感謝しています。

救急車はサイレンを鳴らしながら走りましたが、四条通で少しゆっくりになりました。四条通は京都市内のメインストリートのひとつですが、何年か前に歩道を広く拡張し、車道を一車線にしました。観光メインの施策でしょうが、市民レベルの暮らしで言えば最悪な施策です。バスも混むし、こういった救急の場合や災害が起こってしまった場合は何の効力もありません。

ファック。

少し時間はかかりましたが、病院へ着いて、すぐに診て頂きました。でも初めに診て下さった先生はどうするか迷っていました。そうしたら、上の先生が来られ、ぱっとワシのほっぺたを見た途端「切りましょう」とすぐに言いました。「ここまでよく我慢しましたね」とも。

手術台ではないですが、処置室のベッドに寝転び、あの病院特有の眩しいライトが目の前を暗くし、すぐにほっぺたに麻酔を打たれました。「痛いですよ」と言われましたが、その通り、めちゃくちゃ痛かったです。すぐさま「メス」と聞こえ、ワシは「もう殺して…。」と思ってました。麻酔って効くまで時間がかかるもんだと勝手に思っていたので、麻酔を打ってから"メス"のタイミングまでの速さが、とてつもない進行速度でした。

そして何かがほっぺたに刺さった途端、真っ暗なワシの世界に見えない"噴水"が湧きました。西田汁の噴水です。

その刹那、痛みが最高潮に達しましたが、尚も西田汁を出すために先生はワシのほっぺたを指でぎゅうぎゅうと押しました。先生は女性の先生で、「ごめんね、痛いね、ごめんね」と何度も言ってくれました。単純に可愛かったです。先生が。

ほっぺたぎゅうぎゅうはとどまることを知らず、その間に来られたであろう看護師さんに先生が「噴水みたいでした」と言っていたので、ワシの暗闇世界噴水"西田汁"は本物だったようです。

ようやくほっぺたぎゅうぎゅうも終わり、灯りが消されると、やっと目を開くことができました。その途端に涙が流れました。大の大人が痛くて涙を流すなんて。

その後、入院することが決まり、2,3日くらいかなと勝手に考えていましたが、入院計画書には『1〜2週間』と記されていました。

その日は火曜日。松本さんのライブは金曜日が初日。

3日後、間に合わない…。

どうする西田…。

カミングスーン!

2019年10月19日土曜日

そのさんびゃくろくじゅうよん

なにかと"芸術"というものが話題になりましたね。今もか。

そもそも芸術とは何なのでしょうか。絵画、彫刻、写真、映像、音楽、いろいろ挙げられると思いますが、でも何をもってして芸術と言えるのでしょうか。

検索エンジンで検索すれば、今の現代社会における芸術や、近代の芸術、もっと以前の芸術がたくさん挙がると思います。そしてそれらの情報からある程度の"芸術"というものの答えに近い概念が紹介されているかもしれません。

ワシは調べませんけどね。

ただひとつ思うのは、芸術とは、その時代の社会性と非常に結びつきがあることだと考えています。土地によっての文化もそうです。

『芸術的』と、この"的"を言葉に付け加えてしまえば、何だって芸術になります。料理の『芸術的な盛り付け』なんてまさにそうですね。その盛り付けの見た目の向こう側に、写実的な風景画のような綺麗な風景が重なって見えるのでしょうか。

洗濯物だって、美しく畳めば芸術に昇華できるでしょうか?

思考は人の数以上にあります。

"自由"、"不自由"、芸術だけに充てられる言葉ではありませんが、この二つの境界線も人の思考で全く変わると思います。異質なのか対極なのか、相関するものなのか。

自由でなくなればそれは不自由でしかないとワシは考えます。自由というものがあるから不自由というものが存在するとも考えます。

どんな場所でどんな生活を送り、どんな思考を持とうが、社会の輪の中(遣いたくない言葉ですが)で生きていくのならば、自由であれ不自由であれ、それ以前に秩序を守ったり法を犯さないということが、生きる上での前提になっています。

ワシは個人的に、そのような「人として当たり前」というようなものが存在するこの世の中には、"自由"なんてものは成立しないと考えています。極論ですが。

自由であれ、不自由であれ、芸術であればその表現の仕方が、光り輝く程の美しさを表したもの、酷く醜悪で憎悪に満ちた表現でも、それは芸術の一端です。そしてその表現を許せない人がいることなんて当たり前です。

特に社会を直接的に批判する、または風刺するような表現は「芸術ではない」と評されることが多々ありますが、その表したことの中身が一番重要です。

作品の中身を知らすことが真に表している芸術です。だから、歴史や社会情勢をもっと知ることが、芸術を観賞する側がまずしないといけないと考えています。

もちろん、何も考えずにただ底抜けに明るい表現も星の数ほどあると思います。

音楽は、どこまでいけるかな?

芸術家は、闘っています。社会や己と。

しかし同時に、芸術は金や地位、名声を得る為の手段であった(ある)ことも事実です。

何が正しくて、何が間違っているかなんて、『国』『地域』に嫌でも属さないといけない我々では、学校で真実を教えてくれることは万に一つもありません。全ては支配されているのだから。

思考は人の数以上にあります。

本当のことが全て、真実とは限らない。

まず己を疑え。

2019年10月2日水曜日

そのさんびゃくろくじゅうさん

久しぶりに、松本敏将さん(tobaccojuice,くふき)のライブを行わせて頂くことになりました。


松本敏将 弾き語り『後の月』

10/18(金) EL NAGUE (19:30〜)
10/20(日) JK富田 (19:30〜)
※投銭制(要1オーダー)

お問い合わせ
Quackery Records (quackeryrecords.echo@gmail.com)




◆EL NAGUE (エルナージ)
大阪市淀川区野中北1丁目4-19
阪急宝塚線 三国駅より徒歩約10分

◆JK富田 (ジェイケーとんだ)
大阪府高槻市寿町3-3-14
阪急京都線 富田駅より徒歩約15分


となっております。
両日ともに、投げ銭ライブになります。(要1オーダー)
予約は必要ございませんが、満員になりますと立ち見になってしまいます。お越しになられる方はお早めの来店にご協力ください。

ちなみに、催しタイトルの『後の月』(のちのつき)とは、秋のこの頃合いの季語です。松本さん、月好きなのでいろいろ思案致しました。意味も素敵なので、調べてみてください。


ぜひお越しください!素晴らしい音楽がお待ちしております。
よろしくお願いいたします。



2019年9月1日日曜日

そのさんびゃくろくじゅうに

「ラジカセ欲しいなぁ」と思いながらラジオをiPhoneで聴いてたら、番組のゲストの方が『今欲しいもの』という質問に「CDラジカセ」と答えていらっしゃって、シンクロしました。

ワシはCDラジカセで育った世代なので、今でもあの音は特別です。ちょっと手とか足が当たったらCDの音が飛んだり、カセットテープにダビングしたら音が割れてたり。

そういうの、好きです。自然な感じ。

やがて自分で稼いだお金で、他の人よりかはほんの少しだけ高級なステレオコンポを買いましたが、それはもうカセットテープを聴くことが出来なくなっていて、代わりにMDが聴けました。

今では、MDはカセットテープよりも聴くのが難しいですね。反対に、レコードがカセットテープよりも聴くことが容易になってるなんて、想像もしていない時代でした。

、、、

初めて自分で曲を作れた日のことを、今でもよく覚えています。

少し早めに目覚めた朝、学校へ行くまでの時間にギターを弾いていました。そしたら、なんとなく弾いていたギターコードの流れに、メロディーが乗ってきました。

そのコードとメロディーを忘れるわけにはいかないと思って、学校へは行かず、ずっとギターを弾いて頭の中をメロディーで満たして、しかるべき時間に電気屋さんへ行って、一番安いテープレコーダーを買いました。

そして、家へ帰ってからその"音楽"をテープレコーダーに収めました。

今では携帯電話にも録音機能が付いてたりもするので、簡単な作業になってしまいましたが、ワシはあの日、喜びに満ちた顔でテープレコーダーを買いに行った鮮やかな日を、ずっと忘れません。

、、、

、、、、、

なのに、その日初めて作った"音楽"は、今ではもう覚えていません。どんな音楽だったのかなぁ。

カセットテープ、好き。

2019年6月23日日曜日

そのさんびゃくろくじゅういち

ふふふ。

ふふふ。

うふふ。



今日はY一家にお呼ばれして頂いて、晩ごはんをご馳走になってきました。

ごはん、美味しかったです!えーと、ハワイのポキ(?)とかいうごはんのんとか、鶏肉を焼いてバルサミコ酢かけて食べるんとか、生春巻きのんとか。自分もごはん作るから分かりますが、手が込んでいて作るの大変だったろうなぁ…。と感謝です。

ごはんを食べ終わってから、あれやこれやお話してたりしたら、灯りが少し暗くなって、「?」と思ってたら、奥さんのRねぇが歌いながらケーキを持ってきてくれて、みんなでお祝いしてくれました。

今月、誕生日なんです。

誕生日は25日なので、そんなことは頭に全くなく、めちゃくちゃびっくりしました。嬉しくて嬉しくて。

甥っ子がワシと誕生日が同じということもあるので、もう何十年と誕生日ケーキは食べてきましたが、今年はひとりだし、ケーキはなしかな、と思ってました。それが寂しかったのですが(ひとりで北山のマールブランシュ攻めたろかなとかは考えた)、こんなにワイワイとケーキを、しかもパンダのケーキを囲めるとは思ってもみなかったです。

プレゼントまで頂いて、ほんとにありがとう。

嬉しいからもう1枚。


この前、美帆さんのお店へ飲みに行って「そういえばニッシーさんていくつなんですか?年齢不詳です」と言われたのですが、今年で40歳になります。

ワシはこの「40歳」という年齢になるのが凄く恐怖で、避けたかったんですが、そうもいかず。

『ピーターパンシンドローム気取りか!』

と言われてしまいそうですが、ワシ自身の心の年齢は19歳で止まってるんです。

それは、ワシのほとんど全ての価値観や正義観、恋愛観や音楽観、芸術観もそうですが、そういった類のものを形作った年齢が19歳なのです。だから、そこで止まったまんまなんです。

もちろんそれ以降に参考になったことや勉強になったこと、知ったこと、たくさんありますが、基本は19歳のままです。

19歳当時のワシしか知らない人間はほぼいませんが、2人ほど30歳を越えてから会ったことがあります。2人とも「お前は変わらへんなぁ」と言ってました。それが良いのか悪いのかのかは、ワシにとってはどうでもいいことです。

40歳、怖くて怖くて、どうしようって思い詰めていて、とんでもなくくだらないことをしてしまい、沢山の方にご迷惑をおかけしてしまいましたが、今日このケーキを出してくれたY一家の気持ち、それも、とてつもなく大きくて広い愛情を伴った、このパンダのケーキを見て「大丈夫!ワシ、大丈夫🐼」と本気で思えました。

何かに悩んだり困ったり行き詰まった時、人は自分の決断やちからだけで乗り切れれば、それがいちばん良い事なのかもしれませんが、ワシはこうして向き合ってくれたり、助けてくれたり、背中を押してくれる、自分にとって誇れる仲間が一緒に居てくれる方が幸せです。『楽だから』ということでは決してなく。バンド気質なのかな。

最終バスで帰る時、帰りはいつも旦那さんのYちゃんがバス停まで送ってくれて、バスが来るまでお話してくれます。その僅かな時間も愛おしくて。バスが来ると寂しくて。

娘さんのAちゃんの、結末で思わず本気で叫んでしまった漫画も見せてくれました。あれは、才能があるのではなかろうか…。本気でびっくりしてしもた…。

Y一家、総出でいつも暖かく迎え入れてくれます。本当に嬉しくて、有り難くて、ワシはそんな一家を愛してます。いつもありがとうございます。


2019年6月8日土曜日

そのさんびゃくろくじゅう

明日、新曲の『Love』がリリースされます。

Love by にっSUN https://linkco.re/Fb5rFuaX

明日リリースです。リリースが開始されると、こちらのページにリンクが掲載されますので、ブックマークなどをしてお待ち下さい。よろしくお願い致します。

ちなみに、タイトル、楽曲、ジャケット画像には何の関連もございません。

2019年4月20日土曜日

そのさんびゃくごじゅうきゅう

また随分とご無沙汰してしまいました。

姪っ子の家で暮らしている、亀の「すーさん」がお亡くなりになってしまいました。

人間以外の生き物の「死」は、『亡くなる』ではなく、『死んだ』と表現するのが本来の言葉遣いなのですが、なんだかアホらしい分け方なので、ワシは人間以外でも「亡くなる」と言っています。

知らせは出先で昼ごはんを食べている時に知りました。
ごはんを食べながら、ポロポロと涙が流れてきました。少し恥ずかしかったです。

「すーさん」という名前はワシが名付けました。「鈴木」が本名です。ファミリーキャットこももさんが来た時、名前に「勅使河原」という名前を提案しましたが、即刻却下されました。

すーさんは、癒しでした。狭い水槽の中で、バタバタともがき、時に脱走したり。
夏場は大きなタライに移されましたが、タライの縁に手足をかけて、脱走。みんなで探すと、テレビ台の裏側で埃だらけになったりしていました。

歩くのも割と早くて、その歩き姿はかっこよかったです。

人間もそれ以外の生き物もそうなのですが、ワシは「死」に直面すると、何かひとつ物語が終わったような感覚になります。ぱーっとエンドロールが流れます。そのエンドロールは決してハッピーエンドなんかじゃなく、とても淋しいものです。

一番気に入ってる写真。

微妙にこもも氏とツーショット。






すーさんは、楽しい生涯を送れたのかなぁ。

すーさん、ありがとう。また会おう。さよならなんて言わない。あの世できみに出会えたら、おっさん、嬉しいな。

今日はずっと泣いてる。

合掌



2019年3月2日土曜日

そのさんびゃくごじゅうはち

徐々に春めいてきましたね。ワシはこの冬自宅で「暖房器具は一切使わない」という目標を掲げてたんですが、遂にこれを達成しようとしてます。

うちにある、エアコン、ホットカーペット全てを使用しませんでした。

これは単にワシの頑張りによる達成ではなく、姉から貰ったどてら、サンタさんに貰ったニトリさんとこのNウォームのラグ、そして予報されていた通りのある程度の暖冬。

これらが重なり達成することが出来そうです。今もう昼間は春の装いでお出掛けしてます。

「1月と2月が勝負」

と思っていたので、3月になった今、もはや勝ったも同然です。

そういえば、もうあれは9年前になりますが、その9年前の2月のとある日、2月なのに凄く暖かい日があって、当時はどこへ行くにもクロスバイクで移動してたんですが、その日はいつもははめている手袋もなしで、上着も薄いブルゾン1枚で十分の日でした。

あまりにも暖かい2月の日だったので、よく覚えています。そしてその日ワシは当時の恋人と淀川で水見をし、スケッチブックに絵を描いて、木の枝にそれを括り付けて、旗にして岸に立て、そして初めてtobaccojuiceの音楽に触れた日となりました。

淀川は暖かい日が差し、水は太陽に照らされキラキラし、お惣菜屋さんで買ったカキフライはそこそこのお味で、ビールはやはりいつどこで飲んでも美味しかったです。

tobaccojuiceの音楽を初めて聴いた日でしたが、今日はTwitterでそのtobaccojuiceのギタリストのaoimonakaさんに、「秋にはしばらく遊びましょ」と言い(秋に京都へお越しになるので)、「いいねぇ」と返事下さったので「よーし、じゃああそこの居酒屋さんへ連れて行こう」とか、「寺社仏閣に興味はあるのだろうか…。」なんて考えてました。

なぜだかもなかさんには定期的に会いたくてなります。一緒にライブしたの、もう1年も前です。

話飛んで、うちの冷蔵庫はビジネスホテルにあるような、小型の冷蔵庫なのですが、ちょっときちんとした冷凍庫付きの大きめの冷蔵庫が必要になったので、蛍光灯を買うついでに電気屋さんで見てきました。

うーん、高い…のか、安い…のか、分からない値段でした。でもはっきり言えるのは、たかが2万5千円の冷蔵庫が買えない大人になってしまったのだな、ということです。情けない…。

ちなみに、その小型の冷蔵庫は、計3台あります。1台は元々部屋の備え付けのもの、2台目は、その備え付けの物が壊れてしまったので、友達が譲ってくれた物、3台目はその2台目も壊れてしまったので買った物です。

1台目は備え付けの物だということなので、元にあった場所で今はゴミ袋とか洗剤を入れてます。2台目は残念ながら邪魔なのでバルコニーにあります。捨てるのにお金がかかるので…。

また話飛んで。

冬場「粕汁」を作りたい衝動に毎年かられます。でも材料費なんかを考えるとなかなか作ることができない年もあって、今年も作りませんでした。酒粕って、198円もするもんやったっけ?

「食べたい」ということよりも「作りたい」という気持ちの方が先行しています。季節の食べ物なんかは、どれもそうです。

子供の頃、うちは貧乏でした。でも母親は姉弟3人の為に、懸命に料理を頑張ってくれていたと感じています。

正直、そんなに料理は上手ではなかったと思います。本人もそれを認めていたのか、ワシが20歳頃の時、「餃子ってどう焼いたらいいん?」と聞かれたので、若干18歳で居酒屋の料理長に昇りつめてしまったお料理上手なワシは教えたのですが、同時に「今までどうやって焼いててん…。」と思ったものでした。

でも、そんな母親が作ってくれたいくつもの料理の中で、今でも食べたいなぁと思うものが沢山あって、粕汁もそんな中の一品です。

直接母親の料理を教えてもらったことはないので、ワシが作ったところで同じ味にはならないし、「作る」という行為に関しては、同じものを作ろうとは思ってません。

でもそれを食べてきて、今ワシが粕汁を作りたいなぁと思うことが不思議です。

母親はとにかくなんでも大量に作る人でした。粕汁はもちろん、カレー、おでん、巻き寿司、からあげ、なんでもです。まぁその方が材料に無駄がなくて楽だったんでしょうね。合理的だと思います。

1日のどれか1食を単に作るということは、簡単なことです。でもそれはお金の無駄になります。ごはんを作る人は、材料を上手く使い回す為に「今日はこれを作るからアレを買って、アレが余ったらそれを使って別の物を作ろう」と、やりくりします。それは難しいことですが、同時にやり甲斐があったりもします。チラシとにらめっこするのもまた楽しいです。

冷蔵庫で野菜がしょんぼりしてしまっていたら、ワシもしょんぼりしてしまいます。

母親はもういないけど、何かワシが作りたいと思った時は、母親の料理を食べたいと思ってしまいます。そしてそれを、家族みんなで実家で食べたいです。

実家に帰りたいです。もう二度と叶わないけど。

2019年2月15日金曜日

そのさんびゃくごじゅうなな

姉ちゃんに子供ができたって知った時、ワシはめちゃくちゃ嬉しくて、そして
めちゃくちゃ舞い上がってしまいました。

どれくらい舞い上がってたかというと、出産予定月の5ヶ月前にワシがディズニーランドへ行った時に、被るとグーフィーになれるモコモコした帽子を買い、それが新生児どころか1歳児も被るには早い大きさの帽子を買ったことです。

あと、産まれた時に「よし、この子が小学生になる時、ランドセルはワシが買おう」と決めたことです。

無事に子供は産まれた訳ですが、その時にもう一つ抱いた気持ちがあります。

「あれ?自分の子供はいらないくらいかわいいではないか」

という気持ち。初めに産まれたのは女の子でした。ワシは17歳で「叔父」になりました。

その後、更に男の子が二人生まれました。


ワシ自身にも叔父が一人います。ワシがまだ幼稚園に通う前、家庭の事情でワシは姉と兄、母から離れ、叔父とお婆ちゃんと3人で暮らしてました。

叔父は厳しい人で、よく叱られました。お婆ちゃんは比較的ワシには甘かったです。
幼稚園へ上がる頃に、また姉兄と母と暮らしはじめました。

ワシが子供の頃は、夏休みや冬休みなどの長期休みの際は、姉兄と3人揃ってずっと叔父と婆ちゃんの家で過ごしました。

婆ちゃんはもう亡くなってしまいましたが、叔父には今もとてもお世話になってます。今日もうちへイタリア旅行のお土産を持って来てくれました。頭が上がりません。

叔父は厳しい人と綴りましたが、色んな事を教えてくれたり、色んな所へ連れて行ってくれました。昨年は2回も旅行へ連れていってくれました。

なもんで、ワシにはとても良い「叔父の見本」が身近に居ます。

ワシの母親が亡くなってから、ワシは姉ちゃんの家で実に5年も厄介になりました。もちろんそこにはワシの姪っ子と甥っ子が3人居ました。

まだ3人とも小さかったです。その時は丁度ワシはバンドの活動が活発で、月に何回かはステージに上がっていました。

3人はいつもワシのバンドのライブを観に来てくれました。ワシの友達で、まだこの子たちのことを覚えている人たちは沢山いると思います。

3人は、もう随分大きくなりました。「大きくなった」というより、上の二人はもう成人しました。3番目の子も、来年には高校卒業です。

ここまで、早かったなぁと思います。

ワシは、自分の叔父みたいに、色んなことを教えてあげたり、連れて行ったりすることは出来ませんでした。なんだか、情けないです。良いお手本がいるのに。

それでも、ワシはこの子たちが本当に大切な存在だとずっと想っています。なにかの力になれることは少ないですが、いつもこの子たちのことを想っています。

みんな、ワシたちの音楽をどんな気持ちで観てたのか、今でも考えますが、それはちょっとどうでもいいとも思うかな。


こんなことを自分で言うのは間違ってると思うし、情けないとは思いますが、ワシは凄く苦労して生きてます。それは今も。

うちは凄く貧乏で、そのせいでやりたい事ができなかったり、欲しい物を手にする事が出来なかったり。

母は、貧乏でもワシたちを凄く思いやって育ててくれました。それは感謝ということばだけでは表せない程、大変な苦労だったと思います。でも、同時にそれはワシ自身の苦労だと、ワシは思ってしまうのです。あ、母親のせいとは思いません。

顕著なのは「野球」が出来なかった事。本当にワシは野球がやりたかったのです。
「生まれ変わったらやりたい事」と問われると、迷わず野球です。

そんな気持ちを自分自身で抱いてしまうことは、ダメだとは思っています。
でも、だからこそ思うことは、姉ちゃんの子供たちにはワシみたいになってほしくないと思っています。

ワシはもう随分前から、生きるということに苦労とか辛さを感じていて、毎日毎日がとてもしんどいのです。

自分を見る周りの目とか、社会の感覚と自分の考えている感覚のズレが物凄くしんどく、違和感が凄くあります。それは、バンド活動を積極的にやっている時にも、何人かのメンバーに当時から違和感を実は抱いていて「そうじゃないねん」と考えてしまうことが度々あったもんです。実は話を合わせていました。


だから、姉ちゃんの子たちには、ワシみたいになって欲しくないと、ずっと思ってます。
子供たちが「しんどい」とか「辛い」とか思ってしまう時、どうにかワシは力になってあげたいと考えています。金銭的な援助は出来ないけど、心をどうにかして助けてあげたいです。こんな叔父でも。


自分の決断が間違ってしまうことは多々あるし、ふんばらないといけない事もあるとは思うんですけど、反対に、その間違った決断を「間違ってる」とする決断が必要な時もあると思います。筋を通すことは大切だけど、そのせいで自分を壊してしまっては元も子もないです。

姪っ子、甥っ子たちに大切にして欲しいことは、笑っていてほしいということです。

辛い時は、迷わずに、逃げろ。逃げた先がドン突きで、壁があったとしたら、全力で引き返せ。

壁を乗り越えることが全てじゃない。


ワシは「失敗はない」という考えを持っています。「失敗した」と思っていることは「最低限の成功」と考えています。

ワシは、君たちの決断を応援します。どうしても自分で何も出来ないと考えてしまうならば、その時は、一緒に、バンドやろうぜ。

2019年2月10日日曜日

そのさんびゃくごじゅうろく

昨日から体調が悪く、昨日は夜に救急病院へ行きました。

自分は持病がいくつかあるのですが、その病気たちにピシッと当てはまる症状がなく、医者に説明するのにも表現がし辛い症状で、困りました。

結局、なんの処置もされることなく、薬も出ずでそのまま帰ってきました。

症状をなんとか自分なりに言葉にして、インターネットで検索しているのですが、分からず…。

参ったなぁ。

2019年2月1日金曜日

そのさんびゃくごじゅうご

お知らせです。

3月21日(祝)に、京都・円山野外音楽堂でチャリティイベントが開催されます。


『京都から届け音楽のチカラ2019』

開催日 : 2019年3月21日(祝)  ※雨天決行
開場 : 11時30分 / 開演 : 12時
会場 : 京都・円山野外音楽堂
●地下鉄東西線「祇園四条駅」徒歩約15分(東山区 円山公園内 八坂神社東側)
入場料金 : ¥500 (チャリティ協賛金含む) (園児無料)
出演者 : 今西太一 / 本井美帆 / アイノート / kawara-ban / 旭克隆 / 桝谷充伸 / ちえひろがり / 森田浩司
※その他、飲食など出店あり

[後援] 京都府、京都市、京都新聞社会福祉事業団
[主催] 音楽のチカラ実行委員会事務局
[お問合せ] 音楽のチカラ実行委員会事務局 (TEL 075-594-0225)


となっております。

当初、ワシもお手伝いとして参加予定でしたが、事情により参加できなくなりました。が、今回は個人協賛者として関わらさせて頂きました。


本イベントは、チャリティイベントとなっております。
チケット代の一部、収益金の一部は、西日本災害復興支援と京都市福祉事業の支援に充てられます。

チケット販売は以下の店舗様にてお取り扱いして頂いている他、インターネットでも購入可能です。

●祇園 ライブバー pickup
●山科区小野 鉄板居酒屋「こてっぱん」
●山科区椥辻 鉄板ダイニング & ビストロ de GOEMON
●伏見区、近鉄伏見駅高架下 Cafe & Dining Bar 南国電波
祇園 伊美沙
●山科区 牛すじ煮込みの酒楽房あかり
●山科区東野 カラオケバー 夢小町様
●山科区椥辻 事業用・収益不動産を京都で探すなら!収益不動産プロデュース(株)ウィンライズコーポレーション

インターネットでの販売はこちら→https://onchika.base.shop
※インターネットでの販売は1回のご注文毎に送料280円が掛かります。(消費税込)


また、各出演者様でもお受けいたしております。

たくさんの方にお越し頂けるよう、実行委員会の方々ががんばっておられます。
よろしければ、Facebookページもご覧下さい。

尚、本イベント実行委員の方々はボランティアで、会場の設営からイベント終了後の片付けも致します。出来る限りお客様にはゴミなどはお持ち帰り頂けるよう、ご協力お願い致します。


会場への地図はこちらになります。ご参考になさって下さい。

どうぞ宜しくお願い致します。


2019年1月30日水曜日

そのさんびゃくごじゅうよん

こにゃんち、にっSUNです。

随分と久しぶりの更新になってしまいました…。遡れば、昨年の11月16日以来です…。

このブログ『Blogger』という、Googleのサービスを利用しているんですが、以前はiPhoneのアプリでもブログを更新することが出来ました。ですが、今そのアプリがなくなっちゃったので、どうしてもMacのキーボードでカチカチ打ち込まなくてはいけなくなり、どうもキーボードを打ち込むのが苦手でなかなか更新出来ない、という言い訳をしておきます。

さて、昨年11月以来ということですが、すっかり去年のことは忘れてしまったので、今年に入ってからの1月のことを中心に、つらつら綴ろうと思います。


まず、新年明けての元旦。例年、大晦日の夜から元旦の深夜まではカウントダウンのイベントに参加しているので、帰ってくるのが元旦の朝です。いつもはそのままお昼くらいまで寝ているのですが、今年はがんばって早起き。

パナソニックスタジアム吹田へ『皇后杯 JFA 第40回全日本女子サッカー選手権大会』の決勝戦を観戦しに行きました。今年のカードは日テレ・ベレーザ VS INAC神戸レオネッサでした。



スタンドは寒かったですが、試合は熱くいい試合でした。結果は、4-2で日テレ・ベレーザの勝利。INACを応援してるので残念だったけれど、新年早々サッカー観戦できる嬉しさが残りました。

次!


1月5日、奈良市のギャルリ・サンクさんへ『平成最後の大展覧会』というグループ展を観に行きました。



このグループ展は大阪市立大学 絵画部 青桃会OBの展覧会でした。参加作家さん達は平成元年、昭和の終わりに生まれた人たちです。1つの時代にぴったりフィットなみなさん。

青桃会の方達は、まだ彼女達が学生の頃に知り合いました。久しぶりにお会いしましたが、立派な女性になっていました。

猫神様がいらっしゃいました。

いろいろな表現の中、ワシが感じたものは、表現するということの楽しさと困難さ、それに付け加えて、この時代を駆け抜けた作家さんたちが、何を想い、どう成長し、それを作品にぶつけたか、ということです。

ワシは絵は描けませんが、ミュージシャンとして、表現するということの覚悟なんかをいつも想って作品作りに挑んでいます。

何を込めたのかは作家さんたちにしか本当のことは分からないけれど、そんなことを考えて観させて頂きました。いい展示でした。

ギャルリ・サンクさんは、近々閉店し、近くに移転して業態を変えてまたオープンなさるそうです。また新しくなった場所へも遊びに行こうと思います。




奈良の思い出。


先週、祇園の『フォーエバー現代美術館 祇園・京都』へ行ってきました。
そのうち行こうと思っていましたが、来月で建物との賃貸契約が終了し、そのまま閉館すると知り、慌てて行った次第であります。

「草間彌生 永遠の南瓜展」を観ました。草間彌生さんの作品を目の前で観たのは初めてでしたが、圧倒されました…。"とてつもないものを見た"という感想です。素晴らしかった。唸りました。



館内には写真撮影ができる所も何箇所かあり、撮りました。

ミュージアムカフェで食べた『ラブ・フォーエバーぜんざい』注文するのが少し恥ずかしかったです。

歌舞練場の看板と、草間彌生さんと言えばな、南瓜。

昨日は、府立植物園へ企画展の花染の白苑』を観てきました。
真冬の植物園は静寂に包まれ、とても静かで綺麗でした。

ズドーンと道。


どの作家さんの作品も、綺麗で美しく、魅了されました。
Instagramでいつも絵を拝見させて頂いている杉浦由紀さのバッジとポストカードを購入。いつも絵を観てて、綺麗な線だなぁと思っていたので、この目で作品が観られて良かったです。

いい。


ふう、こんなもんです。
今シーズンは「ノーエアコン ノーホットカーペット ノーこたつ」 の生活を続けています。たまに心が折れそうな寒さに見舞われていますが、暖冬傾向の今シーズンなので、なんとかやっています。

そいでそいで、今年は本業の音楽の方を、ほんの少しがんばろうと考えています。あまりにも昨年は何もしなかったので…。

昨年配信でリリースした『Re:Tower』ですが、全然宣伝していないので、あまり売上あがらず…。でも聴いて下さっている方がいるのはデータをみれば分かるので、有り難く感じております。

そういや、『グッバイ・ロックンロール』や『ボクノマチ』は海外からのデータも入ってきていましたが、Re:Towerは海外の方へはまだ届いていない様子。まあいいのだけど。

そうそう、Spotifyのアーティスト画面に、自分の写真が載るようになりました。前までは作品のジャケット画像しか表示されなかったので、なんだか認められた気分です。
インターネットで、「Spotify 日本人」と検索したら、数少ないそのページの紹介にワシが載ってました。それもまた嬉しい…。


Spotifyのアーティストページはこちら→「にっSUN」


ふう、疲れた…。あともう少し。

『note』というサービスを使い始めました。

こちらに、ワシの今までの音楽歴や、今想っている音楽感などを綴っていこうと考えています。

ページはこちら→『にっSUNのnote』

このnoteというのは、アカウント作成しなくても、基本的にどなたでも閲覧できます。料金設定なんかもできるそうですが、ワシは全て無料にて解放いたします。
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まあ、押すと言っても、読者さんやワシにメリットは特にありませんが…。

こちらのハートマークです。

これもマイペースになってしまいますが、今年で音楽を始めて25年を迎えます。「節目」と言うと少し大袈裟ですが、自分がどんな音楽史を歩んできたか、どんな想いで音楽と関わっているか、など、そういうのを綴っていこうと思います。

「自己紹介の自己アピール」みたいに、自慢(大したことはしてないけど)っぽくなってしまうこともあると思いますが、この年に刻んでおこうと思います。お付き合い頂ければ嬉しいです。

もちろん、このブログにも音楽のことやお知らせは今まで通りに綴ります。

繰り返し、ページはこちら→『にっSUNのnote』

そういえば、我がバンド『Echo of the SUN』ですが、バンド名の変更を考えています。どうなるかなぁ。


今年もよろしくお願いします!