2020年4月20日月曜日

そのさんびゃくななじゅういち

 お知らせです。

 絵本作家の荒井良二さんによる、ドローイングを次々と描いていく映像に音楽で参加させて頂いています。



 こちらの映像になります。左上に豆被った人が写ってますね。今回映像の編集などを行なっている石川武志さんです。久しぶりに3人揃ってのプロジェクトです。3人で飲みにいきたいです。

 本来この映像は約30分あります。その間荒井さんは止まることなくドローイングを書き続けています。荒井さんが絵を描くのをみているといつも思うのですが、とにかく瞬発力が凄いです。ワシは絵の事は分かりませんが、頭より先に手が動くとはまさにこういうことかと思います。

 映像は編集されていますが、今回のはまだ第一弾です。この後も幾つか映像はYouTubeにて公開されます。ワシも絶賛音楽作曲中です。難しいけれど楽しいです。でも難しいです。

 初めて作るような作風で作曲しています。今の時代は作ったらすぐさま世の中にお届けできるので、それがなんだか良い感じです。なんなら48時間後にワシの音楽を販売することも可能です。しかも今から作って。とんでもない時代です。

 歌のない音楽はこれまでも作ってはいますが、映像に合わせてというのは初めてです。劇伴のお話を頂いたことがありますが、難しそうだったので蹴りました。今回のは蹴りたくないお話だったのです。

 音楽を手がけるにあたって、荒井さんとほんの少しメールのやり取りをしました。心に染みる言葉を下さいました。今朝起きたら「にっSUN ありがと!」とメールが来てました。引き続きがんばろうと思いました。

 大変な事態が起こってしまっていますが、お家で映像をお楽しみ下さい。
 

2020年4月12日日曜日

そのさんびゃくななじゅう

 お知らせです。
4月28日(火)に、ワシとkat-changのバンド、chap tuneの楽曲が各配信サイトよりリリースされます。楽曲名は『Black Box』です。

 この楽曲はもう20年前に作って録音したもので、少し音質に手を加えてリリース致します。

 先立って4月15日(水)から、一部配信サイトで予約が始まります。予約して頂くと、リリース日に自動でダウンロードされたり、通知などがきます。

 そして今はまだ制作中なのではっきりとは言えないですが、同日にワシの初めてのソロアルバムもリリースされる予定です。フルアルバムというより、ミニアルバムになると思います。
一度は自分だけの作品集を出してみたかったので、念願が叶うようなものです。まだ3曲しか出来てないですけれど…。3日後に納品することを目標にしております。

 本作は全てコンピューターだけで作曲、録音作業をしており、生楽器も自分の声も収録していません。本来ならば歌を作ってお披露目することの方がワシのやるべき事なのかなと思いますが、現状の自分のいろんなことを考えると、歌のないインスト作品、それもデジタルミュージックしか選択肢がないのです。

 それでも興味を持って頂ければ、是非聴いて頂きたいです。まだ3曲しか出来てないですけれど…。(アゲイン)

 さて、先述のchap tuneの楽曲ジャケットはこのようになっています。


この写真ば、中学3年生の時に初めてライブをやったそのすぐ後の写真です。写真アルバムから出てきました。25年前のワシとkat-changです。

 25年前のジャケットに、20年前の曲。chap tuneの完全なる新曲は、いつか出来るのかな。

 『音楽を辞める』と宣言しましたが、ちょくちょく入ってくる依頼の中には、無視出来ないものもあるし、今の世の中にはのことを考えて、ほんの少しだけ音楽やってみようかなと思って、今はやっています。アルバムが出たらまたちょっと離れられそうです。完全に辞めるのはやっぱり難しいな、と思い始めました。

 両作がリリースされたらまたお知らせ致します。よろしくお願い致します。

2020年3月16日月曜日

そのさんびゃくろくじゅうきゅう

 数年前に脳波の検査を受ける事になって、少し大きな(ほんと少し)病院へ行きました。

 薄暗い部屋へ通され、頭に沢山の何やら機器を取り付けられ、いざ検査が始まると部屋は真っ暗に。

 その後、部屋の照明が赤くなったり明滅したり、変な音が鳴ったり止んだり、長い時間その検査は続きました。

 数週間後に検査結果が出て、病名をここへは記しませんが、光と音に弱い、という診断が下されました。場合によっては身体が痙攣したり、倒れて意識を失ったりするという病気ということでした。

 その検査結果を聞き、ワシは「おいおい、今までどうやってライブやってきてん」と思いました。
ライブハウスなんて、音はバカでかいし照明はギラギラです。

 でも他のバンドと少し違うのが、うちのバンドみんながそういった演出が苦手だったということと、その演出に見合った派手な楽曲が一切なかったということ。

 ライブのリハーサル前にセットリストといって、各パートの立ち位置や機材の置き場所、曲順やその曲調、どこでMCを入れるかとか、そういったことをライブハウスの担当の方々へ紙に書いて提出するのですが、その中には照明のオーダーなんかもあったりしました。

 うちのバンドは9割がテンポの遅い曲ばかりで、しかも曲調も暗いし、何より演出が苦手なメンバーばかりなので、照明のオーダーはいつも決まって『暗め』と全曲書いていたもんです。

 ライブ自体は多くても月に3本程度、各30分前後の演奏ばかりでしたが、今になって思うところがあります。
それは、だんだんバンドの活動が順調になってきた頃、ワシは1本のライブ演奏をやった次の日には、身体がほとんど動かせず、ひたすら眠っていたということ。ひょっとしたらその頃から前述の病気は発症していたのかも知れません。

 当時はただ単純に体力がないだけ、と思っていましたが、たかだか30分間でテンポの遅い曲ばかり演奏してそこまで疲れるものでもないと今になっては思います。だいたいラストは暴れてノイズ出してたけど、そんなの最後の2〜3分間のことだし。

 もちろん皆さんには分からないと思いますが、演奏というのは本当に体力や気力が相当削られます。集中している証でもあるとは思うのですが。
だからライブペイントで2時間以上も演奏を、それも即興での演奏というものは、一番の大仕事でした。バンドでの時はそれぞれ休み休み出来ますが、一度荒井良二さんのライブペイントで1人で演奏した時は、演奏中に力がどんどん何処かへ吸い取られていってるのが分かったくらいです。

 でも嬉しかったのは、いつもライブペイントで演奏させて頂いていた専門学校の校長先生が、バンド時代からも含めて「よかったよ。めちゃくちゃよかったよ」と初めて口に出して褒めて下さったことでした。そりゃあ、1人だから、余計に頑張りましたよ…。

 『病は気から』なんて話をこの前リキたちとお話してたのですが、それは本当にそうだと思います。もちろん気だけで発症したり回復したりするものでもないとは思います。

 ミュージシャンも大変でしたよ。