昨日、大阪の新福島にあるセレクトショップ「struct」の店主の本屋敷さんが遊びに来てくれた。
イベントで知り合って以来、何度かお会いしてその後もTwitterやFacebookでは濃いお付き合いをさせていただいてたけど、二人でじっくりお話したのは昨日が初めて。
structはスニーカーのオリジナルブランドである「blueover」を扱っていて、そのシンプルなスニーカーにワシは一目惚れした。お店とブランドの考えや想いも知るうちに、スニーカーの見た目だけじゃなくて、全ての虜になった。
「物」そのものを単純に気に入って欲しくなることは誰でも毎日のようにある。でもそれだけじゃなくて、「このブランドのこの物が欲しい」ということはワシには中々ない。単なるブランド好きの人ならともかく。
物に惚れ込むというのは、表面上のものだけじゃなくて、その内側の深い深いところにあると思う。
「どうしてこの形なのか」「何でこれを作ったのか」「どうやって作られたのか」とか。そういうのは料理でも音楽でも建築でもファッションでも、何でも同じ。
魂こめて心をこめられた物に自らも同じ気持ちで挑めば、本当に惚れることができる。誰かを愛する気持ちと同じ。
いろんなことを話した。めちゃくちゃおもしろい人。穏やかでニコニコしていて、考えて悩んで、優しくってアホで。
その後は家に来てもらい、自分の作品を観てもらったり羊毛フェルトを体験してもらった。ワシが作ったヘンプのアンクレットをプレゼントした。
それから、近くに住むJ-boyも呼んで三人で酔っ払った。基本的にあんまり酒を呑んだらダメなのだけど、信用できる人たちとなら呑んでもOKと自分でルールを作ってる。その日は薬を飲まなければいいし。
J-boyがギターを弾いて熱唱し、三人で夜な夜な拳を突き上げて大声で歌った。
本屋敷さんを見送り、J-boyと二人で朝まで大河ドラマのことや政治のことやオリンピックのこと、音楽のことを話した。楽しくて嬉しい一日だった。