2013年1月9日水曜日

そのきゅうじゅうはち

二日ほど前のことですが、中2の甥っ子から年賀状が届きました。今年の干支である「巳」はもちろん描かれていましたが、他にもワシの好きなキャラクターが描かれていました。

この子が生まれた14年、うーん、今年で15年前、それはワシの誕生日でありました。

当時は夜の仕事をしていたので、いつも起きるのは昼を過ぎてからでしたが、昼間はっと目覚めると、布団の自分の横でまだ赤ちゃんのこの子がすやすやと眠っておりました。

2つ年上の姪っ子がいるので、赤子には多少の慣れがあったつもりでしたが、女と男は全然成長の仕方が違いました。上の女の子がきちんと聞き分けられるように話す年の頃に、甥っ子の方はまだ何を言ってるのか分からないくらいぐにゃぐにゃ話したものです。

それから14,5年。届いた年賀状にはとても上手に描いた絵と、綺麗な文字が添えられていました。小学校の頃から字が下手くそで、よくワシは宿題をする彼を叱ったものですが、綺麗な綺麗な文字でした。

なんだか感動しました。親になったことがないから失礼な想いだろうけど、叔父と甥のようなひとつクッションを置いた距離感がある方が、こういう些細なことで感動出来るのかも知れないなぁと思いました。
もちろんそういったことは親も思うことだろうけど、なんだかね、なんだかね、その小さな嬉しさは涙なのですよ。