2012年10月7日日曜日

そのよんじゅうろく

情報が解禁になりましたのでお知らせを。
以下、頂戴したメールをそのまま転載させて頂きます。



大阪デザイナー専門学校の学校祭が、
10/26(木)・27(金)で開催されます。

当日は、学内で様々なイベントが催されます。

イラストレーション学科では、
特別イベントを実施します。

日本を代表する絵本作家である
荒井良二さんをお招きして、
50周年を記念して、素敵なライブペイントを行いたいと思います。
また在校生と競演し、荒井良二さんのイラストレーター・絵本作家と
もう一つの側面である音楽活動で共演経験を持つ「にっSUN」も参加し、
その場で音楽を作りながら、絵と音楽を共に楽しめるイベントとしたいと
考えております!

イベントはどなたでも参加出来るイベントですので、
お気軽にご参加ください。

・イベント情報

イラストレーター・絵本作家
荒井良二LIVEPAINT
& 研究生有志・アーティストコース
MUSIC by にっSUN

大阪デザイナー専門学校創立50周年にちなんで、テーマは
「50」です。

大阪デザイナー専門学校2号館アトリエ
10/26(金)13:00~16:00頃
入場無料・事前申し込み不要

荒井良二さんプロフィール
1956年山形県生まれ 日本大学芸術学部美術学科卒業。
イラストレーションでは1986年玄光社主催の第4回チョイスに入選。
1990年に処女作「MELODY」を発表し、絵本を作り始める。
1991年に、世界的な絵本の新人賞である「キーツ賞」に『ユックリとジョジョニ』を日本代表として出展。
1997年に『うそつきのつき』で第46回小学館児童出版文化賞を受賞
、1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞、
『森の絵本』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。90年代を代表する絵本作家といわれる。
そのほか 絵本の作品に『はじまりはじまり』(ブロンズ新社)『スースーとネルネル』(偕成社)
『そのつもり』(講談社)『ルフランルフラン』(プチグラパブリッシング)などがある。
2005年には、スウェーデンの児童少年文学賞である「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を授賞。
「スキマの国のポルタ」で2006年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。
大阪デザイナー専門学校まではこちらで!
http://www.odc.ac.jp/access/index.html


となっております。

荒井良二さん!ご存知ではない方もいるかと思いますが、物凄い方です。
ちょうど今、NHKで朝8時から放送されている、連続テレビ小説「純と愛」のタイトルロゴとオープニングアニメーションの絵を描いていらっしゃるお方です。
「荒井良二の山形じゃあにぃ2012」も開催真っ只中です。

荒井さんと知り合った時に印象的なことがありました。
自分自身が作った音楽を聴いて頂いて気に入ってくださったのですが、その感想が「考えてることが同じなんだよ。」と言われました。
初めはその意味が分からなかったのです。荒井さんのことをほぼ何も知らないどころか、絵本の作品すら読んだことがなかったからです。

早速絵本を買って読んでみました。にっSUNのSUNは太陽のSUNでもあるので、タイトルですごく気になっていた「たいようオルガン」という作品。

ワシ自身も「ああ、そうそう、そういうこと。」と思い、本当に考えてることが同じなんだなあと思いました。

それ以降も、バンドでライブペイントでの演奏をさせて頂いたり、荒井さんご自身も音楽が好きでギターも歌も上手なので一緒にライブで演奏したり、NHKみんなのうたのカバーアルバムも一緒に録音したり、よく遊びました。

「にっSUNが東京に居ればなあ。」と言われた時は引越しを検討したものです。半年ほど前にも「にっSUNじゃないとダメなんだよ!」と言われた時は感動ものでした。ワシのこと、大好物。
今の荒井さんの音楽やライブに触れると、「あ、それワシが教えたやつ!」と、ちょっとにやけてしまいます。

そんな方と久しぶりにあそびます。しかも今回は初めて音楽はワシひとり。今までは自分のバンドメンバーや荒井さんのバンドメンバーの方々と一緒の演奏だったので、心強くもあり、頼りもできたけど、たったひとり。

さて、どうしようかなあ。荒井良二という絵描きは、平気でノンストップで3時間も4時間も描き続けるので、こっちも相当覚悟しておかないと。


これは3年前でしたかな?ワシがまだsafarisというバンドに所属していた頃のライブペイントの映像です。実際には3時間と少しくらいの時間、バンドで生演奏していましたが、このペイントをnanany(ナナニイ)が確か2万枚くらい写真を連続撮影して、それを繋ぎ合わせて作られた映像です。音楽は後からワシ個人に発注があったので、ご要望通りに作曲してみました。
この映像は本当にかっこいいです。

ちなみに、このライブペイントの演奏をしている瞬間にバンドを辞めると決心したものです。


なんだかお知らせなのに余計なことで長くなってしまいましたが、入場無料ですし、出入りも自由なので、学校祭の他の催しも観て周りつつ荒井良二ライブペイントを観るのも楽しいと思います。

次にペイントを見た途端に劇的に絵が変わってますから。描いたものをさーっと平気で消す人ですから。まさに「ライブとは」の感覚。どこかへ向かっているわけでもなく、何かを探しているわけでもなく、ただそこに居て、ただそこで描いてるだけ。何も考えてないです、荒井さんは。

ワシも透明の水の中でただただ漂っていようっと。


荒井良二さんの大ファンのお友達にプレゼントした、たいようオルガンに出てくるゾウバス。


ワシが初めて買った荒井良二さんの絵本「たいようオルガン」には、

『にっSUNに たいようsound foreverあー』とサインが描かれています。